概要
ビジネスにおけるフィードバックとは、フィードバックされる人の現状が周囲からどう見えているのか、その情報がその人にとって重要で、知っておくと有益だと思われる場合に伝えることです。コーチングやパフォーマンスマネジメントのときに不可欠なスキルです。
開発者のグローバルなデータ分析では、上司のフィードバックの良し悪しは、エンゲージメントや信頼感のレベルと強く関係しています。またフィードバックを受ける時の好みは、他者にフィードバックする際にも表れることがわかっています。
学習内容
前もって行うフィードバックの好みや傾向に関する自己調査レポートを参考データとして学習を進めます。効果的なフィードバックを妨害する傾向がレポートに示されているなら、改善のアクションを用意します。
またフィードバックは、望む結果を実現するための会話であること、褒めるときにも注意すべきポイントがあり、内容によっては相手が感情的になりやすいことを、脳のしくみとともに学びます。
ベスト・プラクティスの手順に沿って、サンプル事例を分析し、自分が直面する職場の事例で練習します。
特徴
- フィードバックの上手さとビジネス・パフォーマンスの相関は証明ずみ
「飛びぬけたリーダー」の開発者は、フィードバックの上手さと総合的なリーダーシップ・スコアが強く相関していることを証明しました。つまりフィードバックが上手な人は、リーダーシップに優れていて、高いパフォーマンスを発揮する確率が非常に高いのです。 - フィードバックの得手不得手には自信の度合いが関与
研究データは、効果的なフィードバックができるかどうかに、その人の自信の有無が関係していることも示しています。有益なフィードバックができるためには、自分の内面を理解しておくことが役に立ちます。 - ベスト・プラクティスに学ぶ
相手を褒めるという、なんら問題はないと思える行為でも、重要なポイントを押さえていなければ効果がないどころか、厄介な問題を生み出すことがわかっています。注意点を理解して的を射たフィードバックができるように練習します。 - グローバルに対応
セルフ・アセスメントと研修は、世界の主要言語で実施可能です。
こんな人材開発トピックや組織課題に効果的です
トピック
パフォーマンス、リーダー、リーダーシップ、マネジャー、アセスメント、1on1,フィードバック、部下育成
組織課題
- 部下の成長やモチベーションアップにつながるフィードバックがしたい。
- 形式的な1on1やフィードバックではなく、言いにくい問題を上手に持ち出せるようなフィードバックの方法を探している。
- 上司が部下の課題の核心に触れるフィードバックを避けようとする。
仕様
対象者 : 人を育てることが求められる部長から中堅クラスの方
部下がいる、いないに関わらず受講頂けます。
対面(集合)研修
所要時間 | 5時間 |
実施形式 | インハウス |
オンラインLIVE研修
所要時間 | 2.5時間×2回 |
実施形式 | インハウス |
プログラム
対面(集合)研修
日時 | 5時間/10:00~16:00 |
内容 | コース前オンラインのセルフ・アセスメントを受け、終了する。 *やる気にさせる「フィードバック」に初めてお申込みされ、セルフ・アセスメントをご利用になる場合は、事前のガイダンスも含めてコース前に1週間が必要です。 1. 世界のビジネスパーソンについての研究/フィードバックの良し悪しとビジネスのパフォーマンス/8つの感情と心理的ニーズ 2. フィードバックに対する好みと傾向、自信の度合い 3. フィードバックで望ましい行動を反復する 4. フィードバックで望ましくない行動を改善する/低い段にとどまる/フレームワークを使う |
オンラインLIVE研修
対面研修と同じコンテンツです。
日時 | 1回目・2回目/9:30~12:00 |
内容 | コース前オンラインのセルフ・アセスメントを受け、終了する。 *やる気にさせる「フィードバック」に初めてお申込みされ、セルフ・アセスメントをご利用になる場合は、事前のガイダンスも含めてコース前に1週間が必要です。 <1回目> 1. 世界のビジネスパーソンについての研究/フィードバックの良し悪しとビジネスのパフォーマンス/8つの感情と心理的ニーズ 2. フィードバックに対する好みと傾向、自信の度合い 3. フィードバックで望ましい行動を反復する <2回目> 1. フィードバックで望ましくない行動を改善する/低い段にとどまる/フレームワークを使う |