• 年配の部長や役員に研修をしてもどうせ変わらない…はホント?
    「シニア層に研修をしてもどうせ変わらないから無駄だ」という主張が珍しくないことを、多くの方がご存知のことと思います。シニア層で部長以上の役職がついた方の行動変容をお手伝いしてきた経験から、学びや行動変容に年齢制限はないと感じます。
  • 思考や判断の品質と効率を高めるメソッド-腱鞘炎に応用してみた
    腱鞘炎になりました。“鋭く考える思考法”を使って、次にすべきことを自問自答してみました。 このような思考法を身につけていると、通常、何日も考えたり、何時間も検索してからでないと思いつかない視点や、重要ポイントが、あっという間に見つかります。
  • 核心を押さえた小さな行動が、大きな成果を生み出す
    先日、傾聴の代わりに自分の話を短くしてみた方について触れました。実はこの方は半年近く続いているリーダーシップ研修のご参加者です。この方の体験は驚きの好結果を生み出した一例でした。
  • 傾聴に代わるアプローチ
    傾聴はビジネスの場面でも非常に重視されるスキルです。でも、先日、リーダーシップ研修のフォローセッションでお話をしたある方のアプローチはちょっと違っていました。
  • 結果志向、戦略的思考でコミュニケーションする
    価値観や利害関係やものの見方が真っ向から対立している状況での会話は、理論と知識を持っていても難しいものです。
  • 立ち位置が違えば、受講者の学びも違う
    企業での人材育成研修は、参加者の関心や体験を念頭に置いて進めることが大切
  • 目の前で起こる変化と成長・・・コーチングのこんな場面に感動します
    今日は数か月前に研修参加した受講者とのコーチングの日でした。 今日の方は専門性が高い職場のプロ人材として活躍する管理職です。グローバル展開する自社の変化は速く、特に近年は事業統廃合に伴ってチームの業務や編成が絶えず変化するそうです。すると自分の完璧な仕事ぶりが、会社の変化とスピードを阻むようになり、上司による評価が下がり始めました。そんな中での研修参加でした。 この人に今必要な能力や成長は、ビジネスを取り巻く状況に合わせた働き方ができるように変化することでした。
  • 若い世代の学びのすがすがしさ
    価値観や立場が異なる相手に対して効果的に影響力をおよぼすためのコミュニケーション研修を実施
  • コミュニケーション今むかし
    部下に対して、「相手の感情をくんだり、共感を伝えたり、細かな言葉づかいに気を回したりする必要が、なぜあるのか?」
  • LGBTやダイバーシティを大切にするマネジメント
    LGBTやダイバーシティが理解されるようになり、あらゆる人の違いを優劣ではなく個性や個別差と受け止めて、相互を尊重する関係性を築く精神が、広く社会に広がりつつあるのは、素晴らしいことです。そのときそれに合わせて、職場のマネジャーや上司のコミュニケーションやマネジメントスキルが、アップデートされなくてはなりません。
  • 研修はポジティブな体験か、ネガティブな体験か
    四半世紀以上前に、同業の友人たちと時折話題にしたテーマがあります。当時、国内外で出会う日本人以外の受講生は学習意欲がとても高く、「受講中の動機づけ」など心配無用という場合が多かったのです。一方、日本人受講者は往々にしていかにも嫌々といった様子で、著しいコントラストでした。
  • その研修から学びたいことは何ですか?
    研修後、計画を立てても実行できない…と嘆いている原因は、心の奥底の優先順位がうわべの優先順位と違っているせいかもしれません。
  • 有事と平時のリーダーシップ
    「リーダーシップ」などと急に言われると、有事の最中に人の先頭に立つとか、鳴り響く反対意見を力強く抑えて戦略を示すとか、檄を飛ばしてモチベーションを高めるイメージがまぶたに浮かぶ人がいるのは当然です。でも現実の世界でリーダーシップ研修に参加する大半の皆さんは、それよりもはるかに地に足がついていて、堅実にリーダーシップを磨いていらっしゃるように思います。
  • ダイバーシティを尊重する対話の効率と効果
    新たな校則を決めるにあたり、生徒の希望を聞き、生徒同士の対話を通してなるべく生徒に自律的に決めさせようとする取り組みがあるそうです。この話は子供の自律的な思考を促進するために効果的だと総括されていましたが、これが企業の中なら状況が異なります。
  • 上司の役割
    世界は私たちが今得ている結果を得るように完璧に整えられているの記事で触れた通り、人や制度やモノなど、私たちを取り巻く環境は私たちが想像するよりもはるかに大きな影響を私たちにもたらしています。人材開発や行動科学の分野も例外ではありません。
  • 脳はとても優れた愚かな装置
    人間の脳は驚くほどの知能を備えていますが、一方で一度に大量の情報を処理することが苦手です。これは人材開発でも重要なポイントです。
  • IQとEQ。全く異なる二つの能力ですが…
    IQスキルとEQスキルは別物として理解され、能力開発されます。でも実際には、EQスキルが重要な場面では、IQスキルがどうしても必要不可欠だということが少なくありません。
  • 「パーパスやミッションややりたいこと:何度も聞かれると苦しくないですか?」の続き: 部下にできること
    これは一つ前の「パーパスやミッションややりたいこと:何度も聞かれると苦しくないですか?」の続きです。 前回は、上司は部下の答えを急ぎすぎて、追い詰めることがないようにしたい、というところで終わりました。では質問される部下の側はどうでしょうか。
  • パーパスやミッションややりたいこと:何度も聞かれると苦しくないですか?
    経営視点に立ってみれば、組織に地に足がついたパーパスが根付いていることや、組織の皆が使命感や志を感じていて、それに向かって自律的に動機づけられている状態は歓迎すべきことです。人間はどうやって、自分のパーパスや人生におけるミッションを見つけるのでしょうか。
  • リスク・コミュニケーションの基本とは
    リスク・コミュニケーションを専門とする方の寄稿文を拝見しました。リスク・コミュニケーションには、話し手聞き手が会話を通じてリスクについて理解を深めていくプロセスそのものの側面があるとのことです。
  • 世界は私たちが今得ている結果を得るように完璧に整えられている
    この言葉に従って考えると最近よく聞く、デジタル・ネイティブ、つまりミレニアル世代やそれに続くZ世代は、自分の好みを追及するし、我慢を知らないし、組織人として育成が大変だという話の原因は、少子化やIT進化やコロナによる在宅ワークだと言うことになります。
  • エンゲージメントを測定した後で、大切なこと
    重要な転換期にある企業に新しい役員が着任したと想像します。新任役員は時間をとってマネジャーや中堅、新人など、現場を担うグループのリーダーと対話して社内の声を丁寧に拾いました。社員からは多くの真剣な提案や意見が集まり、社員は未来に期待を寄せ始めました。
  • チームの力が研修をより魅力的にする
    研修やコーチングやディスカッションを組み合わせてフォローしてきたグループの、長いリーダーシップ研修が終わりました。オンラインという制約はあっても、大企業の中で互いに顔も知らない関係だった人同士が、助け合って学び、高い目標を目指す機運が生まれてくる場を体感できた光栄な機会でした。
  • エンゲージメントが低かったらどうするか
    正確な診断テストを使うまでもなく、一定時間に終了する業務量が減ったという体感値を訴える管理職の方に、研修中にもたびたびお会いしました。一方、正確にサーベイを取って確認したいという方もいるでしょう。いずれにしても本当の問題はその後です。
  • エンゲージメントを上げるためのコミュニケーションと言うけれど
    昨今の研修では、必ずと言っていいほど在宅ワークとそれに伴うコミュニケーションの難しさが話題になります。一人の管理職の方が「誰かがコミュニケーションが自分の課題だ。取り組みたいが今は在宅でなかなか会えないから」と言うと、皆さんが深くうなづく、というお決まりの作法が続きます。筆者も一緒にうなづいています。
  • 研修がオンラインでも熱意が伝わる不思議
    「質問や発言が多かったので皆が熱心だった」とか、「少なかったので皆が積極的でなかった」などの表現がなんとなく使われることはありますが、特に最近、オンライン研修で、発言がほとんどないのに参加者からの食い入るような熱意を感じることがよくあります。
  • パフォーマンス・チームに必要な本物の共感とは
    「共感」の大切さを学んで理解できたとしても、成果を上げるに至るには、他者の立場を理解し、心から思いやる真剣さが必要
  • アフターコロナに不可欠な新人や若手のリーダーシップ
    若手や新人にはリーダーシップなんてまだ不要だと即断せずに、少し待ってください。不要かどうかは「リーダーシップとは何か」次第です。上司には部下の仕事ぶりが見えにくくなっています。この状況は、部下からの的確で主体的な情報発信がなければ、改善ができません。
  • 働き方改革ーテクニックを制する者が結果を制する 続き
    働き方改革では、働く時間を減らすことと同時に、働いている時間の働き方を効率化することも重要です。人間の能力や持って生まれた脳のしくみはそうそう変えられないので、不可能に思えますが、可能です。歴史を振り返れば人間が多くの限界を 突破してきた事例がたくさんあります。
  • 働き方改革ーテクニックを制する者が結果を制する
    コロナによって通勤時間や無駄な会議を削減しても、多くの人はまだ働き方改革は不十分だと感じています。というのも、通勤時間や無駄な会議の削減は、働く時間を減らすための改革であり、働いている時間の効率化、すなわち働いている時間に人間が取る行動そのものに関して、本格的な改革が行われていないからです。
  • 知識習得だけで終わらせない 目指すべきは行動化
    ヒューマンスキル系の能力で、行動変化が全く要らないものはどのくらいあるでしょうか?
  • 人材開発の方針:リンゴとリンゴを比べよう
    打ち合わせの用件を全て話し合ってしばし近況のやり取りをしているとき、お客様が「そういえば今度うちの会社でも課長たちの人材育成で、■■の研修をするつもりだ。うちの社員にも★★の行動をしてもらいたくね」とおっしゃいました。想定外の問題を生み出す可能性もあるので注意が必要です 。
  • 心理的安全性の基本「信頼」。データ分析からわかったこと。
    心理的安全性の基本は信頼と敬意。心理的安全性がない組織では、人は真っ先にその責任はリーダーにあると考えがちです。だとすればリーダーが率先して信頼と敬意を築くべきです。データ分析で明らかになった、職場で信頼を得るために最も大切な要素とは…
  • 行動の習慣化‐本当に役立つ行動はどれか
    業務で重視される行動の中には、キャリアが前進して責任や役割が大きくなればなるほど、重要度やインパクトが増すものがあります。では、より大きな責任と役職に見合う行動はどうやったら身に付くかと言うと、若い時から実践練習するしかありません。その時とても重要なことは、抽象度の高い「行動」を意識するだけでは、ほとんど効果が得られないという点です。
  • イノベーションやエンゲージメントをむしばむマインドセット
    キャロル・ドウェック博士の研究によれば、「エンゲージメント」が上がらない大きな原因が、「人の能力は生まれたときから限界が決まっていて、能力は固定されたものだとする固定マインドを助長する社内風土」かもしれません。同じく「イノベーション」が遅い原因も、固定マインドかもしれません。また上司によるフィードバックや1オン1では、小さな言葉遣いに対しても配慮が必要だと教えてくれます。
  • オンライン研修のデメリット:集団の力学
    オンライン研修の効果について、評価は今のところ定まっていないように見えます。オンライン研修では集団の力学が働かないため、乗り気でない人を巻き込むことが難しくなります。
  • ヒューマン・スキル:「なぜするか」と「何をするか」だけでは結果が出ない
    ライザップ以前、多くの人は「何をするか」(食事とエクササイズでスリムになる)、「なぜするか」(健康になるし、かっこよく見える)がわかっていても、「どのようにするか」の具体的な方法がなかったために、結果が出せませんでした。行動変化をねらいとするリーダーシップやマネジメントやコミュニケーション等の研修にも同じことがあてはまります。
  • アフターコロナの職場で一体感を高める
    アフターコロナの人材にまつわる大きな課題の一つ、失われた組織の一体感に対する解決策は、どのように選択するべきでしょうか。職場の一体感は、職場の皆が何かを言ったり行ったりすることを通して生まれた“状態”でしかありません。この状態を生み出す方法は一つだけです。それは、一体感を生み出す言動をすることです。
  • リモートで働くチームのエンゲージメントを高める
    対面のコミュニケーションの便利さを取り戻したいのは皆、同じ思いですが、在宅勤務だからと言ってできることが無くなるわけでもありません。リーダーやマネジャーの工夫と努力によってチームのエンゲージメントを高めることができたという心強い結果が得られました。
  • 社員の人材開発は不要不急の経費?
    コロナ禍や不況下では未来に期待をかけて子供への教育投資が増える傾向があります。翻って企業による社員への教育投資の多くは抑制傾向です。でも、社員教育と企業業績の間に科学的に証明された大きな関係性があり、日々競合に水をあけられているとしたら、困ります。 いくつかチェックするのが安心でしょう。
  • データドリブン人事が研修を選定するとき、知っておきたいことは何か?
    ビジネスの課題に対して、データを取り入れた意思決定や判断をすること、それをデータドリブンという呼び名で表すことが、多くの人に理解され歓迎されるようになってきました。 人事の分野でもデータドリブンの人事戦略という言葉が広まっています。データドリブンの人事は、当然ながら採用や評価、人材開発など、人に関わるあらゆるものごとに関わるコンセプトです。
  • アフターコロナというチェンジ・マネジメント:どんなリーダーシップをとる?どんなコミュニケーションをとる?
    コロナ禍で、誰もが大なり小なり変化への対応を迫られています。こうしたチェンジ・マネジメントでは、モノや制度への働きかけと、リーダーシップや人々の考え方や行動など人への働きかけの両輪が必要だと多くの研究が示しています。今年も人や組織のサポートを始動しました。
  • やっぱり基本が重要:人材開発のKnowing Doing Gap
    Knowing Doing Gapとは、頭で理解していることと、実際に実行できることは別物であるという意味の言葉です。日常的に実行できる状態を実現するには練習のための時間をとって、習熟や習慣化することが不可欠です。
  • ダイバーシティ:ビジネスパーソンの成長プロセスは多種多様
    人が社会人としてスタートして、ビジネスパーソンとしてのキャリアを追えるまでの数十年の成長のプロセスは一様ではありません。
  • イノベーションやDXは、専門スキルを持つ人々だけでは実現できない
    イノベーションやDXを実現するには、「異質なものを排除しない組織文化」や「データをどのように集め、活用するかを、皆が最低限理解していること」などが必要