概要
コミュニケーション・スキルは、職位の高低や職務の内容にかかわらず大切な能力です。しかし「自分はうまく会話を進めようとしているのに相手が次第に不機嫌になってしまった」、「相手が攻撃的に話してきて会話にならなくなった」、「相手が本音を言ってくれないので意味の無い話し合いになってしまった」・・・など、思い通りにならない会話の経験が誰にもあるものです。
このコースでは、まず心理学・脳科学の視点から、異なる意見に直面した際の人間の本能的な反応について理解します。次に、会話がうまくいっているかどうかを意識することを学び、相手が攻撃的だったり、はぐらかすなどしている場合の対処方法を習得します。
学習内容
会話中、相手がかたくなな態度だったり、強引に意見を押し付けようとするのは、そうしないと大変なことになると相手の脳が感じているからです。これは心理学で「逃げる・戦う」と呼ばれる無意識の反応で、相手がそのように反応している場合には、話し方・聞き方を知っているだけでは、会話をうまく進めることはできません。「逃げる・戦う」反応に適切に対処して、ダイアローグ(本音の対話)ができる状況を作り出す必要があるのです。
プログラムの中で、ロールプレイや自分自身のケーススタディを利用して実践的に学びます。
特徴
Myセレクト3シリーズは、通常2日または1日コースで学習するコンセプトやスキルから、1つか2つのテーマをピックアップして学ぶ3時間のコースです。
このコースでは、「巻き込み、動かし、つながるための、ダイアローグワークス」コースから、一部テーマをピックアップして学びます。コミュニケーションやダイアローグ(本音の対話)の中でも一番興味のあるところを体感してみたい、自分に不足しているコンテンツをピンポイントで習得したい、今はまとまった時間が取れないが少しずつでも学んでいきたいといった方におすすめです。
こんな人材開発トピックや組織課題に効果的です
トピック
コミュニケーション、心理的安全性、Win-Win、対人影響力、対話力、人間力、脳科学、認知心理学、メンタルモデル
組織課題
- 基本となる逃げる・戦う反応を知り、それを踏まえた会話法を学びたい。
仕様
対象者 : コミュニケーションを通して人を巻き込み、働きかける必要のある方
(経営幹部から新人まで)
所要時間 | 3時間 |
実施形式 | インハウス(講師派遣型) |
プログラム
日時 | 10:00~13:00 または 13:30~16:30 |
内容 | 1. イントロダクション 2. 無意識を意識する 自分を支配する思いを自覚する 会話の向きを意識する 質問で会話を上向きにする 3. 知識を得る 逃げる会話、戦う会話に注意する 4. ロールプレイ |
コミュニケーションの総合的理論を学ぶ「ダイアローグワークス」についてはこちらをご覧ください。