重要な転換期にある企業に新しい役員が着任したと想像します。
新任役員は時間をとってマネジャーや中堅、新人など、現場を担うグループのリーダーと対話して社内の声を丁寧に拾いました。社員からは多くの真剣な提案や意見が集まり、社員は未来に期待を寄せ始めました。
ところが3か月たっても半年たっても、何の報告も変化もないとしたらどうでしょう?
期待させられて、フォローがなければ、皆、違和感を持つでしょう。
会社上層部による全体状況の報告を望んだり、明らかな課題が見えてきたなら、課題克服の施策を用意、実行すべきだと考えるかもしれません。
組織のアセスメントは対象者が多かろうが少なかろうが、複数の人の声を拾ってチームや組織の状態を正確に把握しようとする試みですから、エンゲージメント・サーベイにとどまらず、調査を行ったら、その結果とこれから何を、どのように、どうするのか、というフォローをすることが大切です。
フォローを徹底することで、チームや組織のモチベーションが高まったり、活気が増す効果が得られます。