あるグローバル企業で、若手社員を対象とした
コミュニケーション研修を実施しました。
企業からいただいたご要望は、少し難しいものでした。
「上位者が嫌がる内容であっても、
会社の将来に役立つと思うことを、
建設的に主張できる対話力を身につけさせたい」
というものです。
若手だから、簡単なコミュニケーションからとは限らない
研修では、価値観や立場が異なる相手に対して、効果的に働きかけるための
コミュニケーションを扱いました。
演習の場面設定や難易度は若手社員向けに調整しましたが、
扱っていることそのものは簡単ではありません。
自分より立場が上の人に、相手が歓迎しないかもしれないことを伝える。
しかも、ただ反対するのではなく、
相手の考えも理解しながら、
自分が伝えるべきことを伝え、
仕事を前に進める。
社会人経験の浅い人にとっては、かなり難度の高いコミュニケーションです。
難しいことを、早くから学ぶ
研修終了後、ほぼ全員から、
「難しいけれど、とても役に立つ内容だった」
「少しずつ、いろいろな場面で使っていきたい」
という感想をいただきました。
経験を積んでからでなければ、
難しいコミュニケーションを学べないわけではありません。
むしろ、これからさまざまな人と仕事をし、責任の範囲を広げていく若い時期に、
立場や意見の異なる相手とどう向き合うかを学んでおくことには意味があります。