若手や新人には、リーダーシップなんてまだ不要だとお考えですか?
即断せずに、少し待ってください。
不要かどうかは、「リーダーシップとは何か」次第です。
この記事ではリーダーシップという言葉の意味を詳しく説明することが目的ではないので、
手短に言うと、SmartWorksがリーダーシップと呼んでいるのは、
自分や周囲の人のパフォーマンスを高めたり、
チームや会社にポジティブな影響を与えたりする言動
のことです。
たとえば、
- 自分で考え、主体的に行動する
- 問題に気づき、必要な人に伝える
- わからないことを質問し、必要な情報を集める
- 周囲と協力して仕事を進める
- 自分の仕事が周囲とどうつながっているかを考える
- 相手や状況に応じてコミュニケーションする
- 組織やチームの方向性を理解し、自分がすべきことを考える
- 困難な状況でも、できることを見つけて前に進む
- 新しいことを学び、自分のやり方を変えていく
などです。
こうして並べてみると、管理職だけに必要な能力ではありません。
むしろ、新人や若手にも必要なものばかりです。
役職がなくても、仕事を前に進める場面はある
仕事をしていれば、若手であっても、自分しか気づいていない問題に出会うことがあります。
そんなとき、上司が気づいてくれるまで待つのか。
それとも、自分から問題を伝えるのか。
わからないことがあれば、誰かが教えてくれるまで待つのか。
それとも、自分から質問し、必要な情報を集めるのか。
一人では解決できない問題に出会ったとき、
周囲に働きかけて協力を得られるか。
こうした小さな行動の違いが、
本人の仕事だけでなく、チームの仕事の進み方にも影響します。
役職がなくても、仕事を前に進めるために周囲に働きかける場面はあります。
リーダーシップを「人の上に立って人を率いること」と考えれば、若手にはまだ早いかもしれません。
しかし、自分や周囲のパフォーマンスを高め、
仕事によい影響を与える行動だと考えれば、
若手にもすでに発揮できるリーダーシップがあります。
管理職になった日から始まる能力ではない
もちろん、若手と管理職に同じレベルのリーダーシップを求めるわけではありません。
管理職になれば、扱う問題は複雑になり、
自分の判断や行動が影響を与える範囲も広がります。
しかし、そこで必要になる能力の多くは、
管理職になった日から突然必要になるものではありません。
人に働きかけること。
自分で考えて行動すること。
問題に気づいて周囲に伝えること。
必要な情報を集めること。
考えや価値観が異なる人と協力すること。
若手のころから使ってきたこうした能力を、
責任が大きくなるにつれて、より難しい状況で、
より高いレベルで発揮することが求められるようになります。
だから、リーダーシップは「いつから必要か」と考えるよりも、
その人の現在の仕事や役割の中で、
どのようなリーダーシップを発揮できるのか
と考えるほうがよいのかもしれません。
リーダーシップは、役職に就いて初めて必要になるものではありません。
新人や若手にも、今いる場所で発揮できるリーダーシップがあります。